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「えちてつ物語」を観てきました!

今日は福井駅前まで、母がエキストラ出演している「えちてつ物語」という映画を観に行ってきた。要はタダ券をもらった訳だ。
11時ごろ到着し、1時間ほど駅前をぶらついて、いざ映画館へ。2年前のシンゴジラ以来になる。

元々興味のないジャンルな上に普段ろくに映画も見ない人間なので、まったく期待もしていなかった。まあどうせ人情ものだろう。
パターンとしては都会で夢破れた主人公が田舎に落ち延びてきて、そこで自分のやるべきことを見つけて、なんやかやあって自分の問題を解決するんだろ?的な雑な推測である。
その上で芸人が主役やるんだから笑いは随所に散りばめて、気楽に見られる作品になってるんだろうなー、と。
んでわざわざタイトルにえちてつと入れてるんだから、これはもう露骨なタイアップものでしょうよ。ローカル色アリアリで、福井県民から見れば慣れ親しんだ風景で、県外の人にはCMにしか見えないやーつー。
わかるよ大体。そういうテンプレでしょ、どうせ。昭和からありとあらゆる所で使い古された典型的なパティーンよ。

ところが、である。

流石に俺もね、そんな時代遅れで使い古されたパティーンをそのまま持ってくるなんて思ってなかったのよ。むしろいかにしてパターンを外してくるか、既存の作品群とは違う納得感がなければ話にならないじゃない?なんて思ってたのよ。

ところが、なのである。

見終わった結果、パターンそのまんまやりやがった!何の目新しさも小理屈もなく、ただただ漠然とパターンの使いまわしをして、状況設定は支離滅裂。前半はそれでも辛うじてつまらないコメディをやってたのに、後半は主人公が惚れた男の姿も消えて、陰鬱としたシリアス展開ですよ。んでクライマックスは時代錯誤の破天荒炸裂で問題解決ハッピーエンド。

馬鹿にしてんのか?

まあねえ、そりゃメインターゲットは還暦過ぎたジジババだろうし、そういうテンプレ通りの物語の方がウケはいいわな。
そういう連中なら脚本の穴も気にしないんだろうし、ただなんとなく雰囲気でやってりゃなんとなくわかったような顔してくれるんだろうさ。
俺はそもそもお呼びじゃない客なのよ。そりゃ、わかってるんだけども。

一体どこから問題を指摘するべきか迷うんだけども、とりあえず羅列できるだけやっとこうかな。

・現代の必需品であるはずのスマホの存在が希薄。序盤、相方と決別するためだけの道具でしかなく、それ以降出てこない。誰も持ってすらいないようだ。

・基本的に登場人物の方言が中途半端。(これは仕方ない)

・友人の結婚式での失敗がもとでえちぜん鉄道の社長にスカウトされ、それをほぼ間を置かずに許諾する主人公。お前芸人ならプロダクション所属してんじゃねえの?芸人辞めるなら辞めるでまず筋通してくる必要あんだろ…。

・主人公の同僚、新人アテンダントについて。化粧の濃いギャルっぽい子は、登場時はチャラくてふざけたキャラだったのに、中盤唐突に真面目なキャラになり、しかも高校時代イジメられていたという、序盤のキャラとは水と油な設定が出てくる。
もう一人のオタクっぽい人についてはただのコメディ要素でしかなく、当然後半には出番がない。何のためにいるのか。

・主人公が思いを寄せる整備士とは中盤デートを行うが、そこで子持ちだった事が判明し、それ以降出てこなくなる。5年前に東京から帰ってきたという設定なのに、3年前に病気で妻を亡くしているという意味不明っぷり。いや都会の病院行けよ…。

・デートは12月半ばなのに、山が紅葉し始めの様相。撮影は10月か。(これは仕方ない事ではある)

・なんだその昭和全開なくそデカケーキは…。せめて冷蔵庫に片付けるか、持ってきた時の箱に片付けとけよ…。どう見ても5人で食える量じゃねえよ…。

・主人公は高校時代、帰りによく東尋坊に立ち寄っていたという設定。お前勝山から一体どこの高校通ってたんだよ…。勝山から三国までは電車でおよそ100分程度、乗り換えが必要になる。しかも東尋坊最寄りの三国港駅から東尋坊までは徒歩30分だ。
とてもじゃないが学校帰りにちょっと立ち寄るような場所じゃない。

・あれ?ってか主人公一体どこの路線に乗ってるんだ?お前勝山線の乗員じゃねえの?なんで三国線にまで乗ってるの?

・終盤、出発前の電車内で産気づいて苦しんでいる女性に対し「暑いですか?」と見当違いな声掛け。冬でドア開けっぱなしなのに暑い訳ねーだろ。駆け寄ってきた他の乗客によって自分の間違いに気付いた主人公、運転手に駆け寄って唐突に妊婦の容体を詳しく説明する。「陣痛、破水あり、心臓に疾患がある」…お前さっきまでボケてたくせに、なんだその突然のプロ並みの診断は!

・妊婦には時間がないので、電車で永平寺まで運ぼうと主人公が主張する。左義長の日だから道路はどこも混んでいるとの事で、救急車が来れないからだ。
いや別にそんな事ないぞ!?混むのは勝山駅から九頭竜川を挟んで反対側だ(しかも橋は通行止めになるので混みようがない)し、福井からは混むけど勝山からは全く混まない。駅だからタクシーは常にあるし、そこからならすぐに中部縦貫道に乗れるから、松岡の医科大までとしても30分とかからない。
それをわざわざ永平寺口まで特別臨時電車を手配してそこから救急車とか、どう考えてもロスがでかすぎる。そもそも電車に拘らなくても大野に産婦人科病院あるんだが!?そっちは10分あれば着くんだが!???

・主人公のラストのセリフが「えちぜん鉄道」ではなく「えちてつ鉄道」になっている。

たった一回見ただけなのに、これだけ酷い粗が目に付く。そもそも前半がコメディのノリなのに笑い所がほとんど無いってどういう事だ。ジジババですら笑ってなかったぞ。
最初はせっかくだし真面目に見ようと思ってたのに、あまりにつまんねえから後半ツイッターで愚痴ってたぞ。虚脱感でだんだん頭痛くなってくるし、映画はつまんねーし、もう最悪もいいとこだわ。

とにかく脚本のセンスが古い。単純に認識が40年くらい古いんじゃねえかな…。
俺自身頭痛に苦しみながらだったんで、俺自身の認識がどこかおかしくなっている可能性はある。でもこの脚本は明らかに俺以上に狂ってるし、ちょっとやそっとの認識違いで覆るほどのポカじゃあない。
主人公以外の役者はいい芝居をしているだけに、どう足掻いても脚本の酷さが露骨に出てくる。客を馬鹿にしているとしか思えんのだ。

25/100点。見る価値無し。

・主人公は相手がどんなに重い話をしても「そうなんですねー」で話題をぶった切る。それを3回やった。

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2018/11/10(土) 23:25:47|
  2. 論評分析批評の類
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