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有象無象ディメンション

Photofighter type-B Burst ignition

寂しさ

大雪から一ヶ月が経った。平地ではもうすっかり残雪もなくなって、残っているのは除雪で山になった汚れた氷ばかりである。
そんな風景を見ていて、ふと寂しくなった。

思い返せばあの大雪は、俺にとっては生まれて初めてのものだった。他所では1.5メートル程度の積雪は珍しくないかもしれないが、少なくとも俺のよく知っている景色が完全に雪に埋もれてしまっている風景というのは、今後もう見ることのないものかもしれないのだ。

思い返すだに奇妙な光景だった。自分の首の高さに雪原がある。何もかもが雪に埋もれてしまって、目の前に何があるのかもわからない。
その中にスコップ一本で切り込んでいく。雪を頭の上に投げ捨てる。
汗が吹き出て、作業には終わりがないように思える。この積み上がった雪はいつまで残るのだろう…?

なんのことはない。三週間ちょいで綺麗さっぱり溶けて消えた。そうして大雪の記憶を残すのは、重みでこわれた屋根だけになる。

今になって思うのは、どうしてあの時写真を撮っておかなかったんだろう、ということだ。
雪が降り、積もっていく中で気分が鬱屈していたのは間違いないけれど、今後記録に残っていく風景である。
写真だって他にいくらもあるだろう。しかし、俺が目の当たりにした景色については、一枚も残らないわけだ。
撮ってないんだから。

今となっては、そのことがどうにもくやしい。
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  1. 2018/03/07(水) 23:18:32|
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